文章力と音読と黙書の話(その3/まとめかたとか)

という感じで自分にとってはタイピングが最も楽に使える出力なので、思ったことをまとめるにはテキストエディタがメインだし、手描きの図や紙に箇条書きのほうが遅くて面倒に感じる。


図解がどうにも苦手で、理由を考えてみたところ、自分が図に込めた意図が他人に伝わる保証がなさすぎる不安感もあるし、それを補うために余計なことを書いてごちゃごちゃしたり、こっちに書いた部分とそっちに書いた部分の形状の意味に定義ずれを感じたりして調停したり、狭いところに書きたいことが入らなくなってきたりと、描いてるうちにすぐ修正したくなるのに、その修正が非常に面倒だと。
図を書いててすぐ大面積に消しゴムを使いたくなって、紙をくしゃくしゃとまとめて捨てるようなことが多すぎる。
ってな感じなので、自分の場合は、図を描くことこそが大変なことで、文が先で図が後…これはもうこーわ先生と真反対でけっこうびっくり。
(ただこの問題は、切り貼り拡大縮小自由なペンタブレット系モバイルメモデバイスがあれば技術解決できそうな気がする…欲しい!)
自分の場合は図があるような資料でも、「アイディアをテキストエディタで文章断片にする」→「切り貼りして順序を変える」→「接続や補足しながら文章にまとめる」→「概要を書く」→「図を書く」という作業順番なんですが!
図を描くのは一番最後とは限らないけど、少なくとも内容は完全に固まった後で、最低でも文章断片はできてる段階からといった感じ。


箇条書きも図に近くて、並列だとか同じ重みが感じられるとか独立だとかいう印象が強くなってしまって、自分の感覚と離れた意味をもってしまう不正確さに耐えられない気がして苦手な感じですね。
文章で書くと意図を伝えるためにいくらでも感覚を補正したり詳細情報をつけたす修飾語を好きなだけつけられるので、文にしたほうが楽だなーと。
やりすぎてよくまわりくどいとか読みにくいと言われるんだけども、文書は読みやすさよりも情報量が多くて意図が多くこめられているほうがいい(エンターテインメントを除く)と信じてるし、箇条書きだと1つの独立した要素が1行に全然入りきらなくて、箇条書きの1つが3行とかになってかえってわかりにくいことになってしまったり。


ってことで、文字人間ではあるつもりだけど、正確さより伝える重視なプレゼンやエンタテインメントな文章は苦手で…。
必要な情報をまとめるというのはよくやるけど、そこは要練習状態のまま;_;。
興味のない人に何かを伝える必要があると厳しい…そこにはむしろ絵人間の出番なんだろうかとか。
このブログもコンセプトは自分のメモであり感想であり日記なのでその情報量重視で読者のことは全く考えてないし(^^;;。


でもそういうのは仕上げ段階の話で、こーわ先生の文書をどうやってまとめていくべきかって課題のほうは、自分がこーわ先生が絵をどうやって描いてるの?っていう疑問に思ってるのにかなり近かったり。
端から絵を描いていくとヘンになるんだけど、まだ描かれていてない絵なのにどうやって全体を決めるのかってな疑問がある。
目の前に実物がないラフ、あれがすでに理解できない。
ラフってのは詳細を圧縮したものなのに、詳細が未定なのにどうやって圧縮するのか!?
3Dだと、プラモみたいにパーツを1個1個作っていって、最後に合体して、おかしいところのサイズやつなぎ目を調整っていう順序で作業できるんだけど、紙に2D絵を描くのってどーしても思いつかない。