地震

建物の上のほうだったので職場や棚やパソコンがこけてテレビや本が落ちまくる。
機材が壊れる心配どころでなくて、ケガがなくてよかった閉じ込められなくてよかったレベル。
避難、戻り、余震、また避難。
落ち着いてきたので帰宅するか…電車は全て止まっており、徒歩。
自転車で何度も通ったルートなので位置感覚距離感覚があるのが歩いていて気持ちがずいぶん楽。
メールは遅延するけど届くし、ネットに繋がるので、 twitter の情報力は高くいろいろ助かる。
予備バッテリも活躍。
第一京浜を北上したのだけど、品川から南下してくる人がものすごい数の大行進で、その人波に逆らう形になってしまった。
2時間弱で帰宅はよいほうだろう。
自動車も大渋滞を起こしてる。


近所のミニスーパーは前を非常に多くの人が歩いているけどまだ豊富に食料があり、しかしあまり買い占めるのもいかがなものかと思って自分の2日分くらいを確保。
動じず営業してくれていることに感謝。
職場で配布するのか、カップラーメン100個とか買っている人はいた。
家を飛び出していた近所のおばちゃんに、大勢歩いている人についての様子をきかれた。
電車止まっているからみな歩いていると、自分は幸いもうすぐ家につくところだと。
すると、奥さんに早く会ってあげてね、と言われた。
そんなのいないよ…。


到着はホッとしてうれしいものの、ドアを開けたくない…中がどんなになっているか想像がつくし。
その通りだった…実に耐震性が悪い物の多さというか積み重なっているものはいつか崩れるのが自然の摂理というか。
本、同人誌、CD、DVD類はいいように散乱しているし、あとカード類がヒドいな…広がりすぎてる。
ADSLモデムや電話は落ちてたけど壊れてはおらず、特に壊れてほしくなかったBDレコーダーとXbox360とTVは全て踏みとどまっていて助かった。
冷蔵庫はこんなところまで移動したんだ…。
電気も水も使える…これは本当にありがたいこと。
東北はもちろん、神奈川でも大停電しているそうで。
この部屋に引っ越してから停電も断水も給湯不可も経験しているので、ライフラインのありがたさはよく分かる。
ガスは振動検知で自動でちゃんと止まっていた。
詰まった鼻を全力で効かせて漏れていなさそうなので再開ボタンを押す。
このときに3分かけて自動で漏れがないことも確かめてくれるのね。
よくできてる。
なんとかいろいろ片付けて居場所を確保、コタツに入って温かいものを食べて一息つく。
ふー。
温かいと心に余裕が出る…と思ってるとまた揺れる。
停電だったり避難所が寒い人は辛いだろうなぁ。
TVをつけると、東北地方の津波のダメージがとんでもない。
でも今の日本人なら悪い中の最善な行動を取れそうだ、という淡々とした感情。