シンガポールその3(ジョホールバル編)

今日はお隣の国の様子を見てきますよ〜と、シンガポール中心部から1時間で行けるというマレーシアのジョホールバルへ。
バス停の近くの屋台村で、何やらおいしそうな油そば風のものを食べる。

ふむ、少し辛くていける…けど、苦手なレバーだなこれ…そういえばそういう内臓っぽい漢字がついてたなーとか(^^;。
少し辛くて何か飲みたくなったので、別の屋台でアイスミロを飲んでみた。

シンガポールではミロが大人気らしく、そこらで宣伝を目にするし、いろんなお店でごく普通に飲み物メニューに載ってるし、マクドナルドですらミロ味フルーリとかいってメニューにあったりで結構気になってた。
味は…ミロだった(^^;。
おっちゃんが5秒で作ってくれたアイスミロはダマがいっぱいだったけど(^^;。


ジョホールバル行きのバスターミナルではもう大勢の人が来たバスにじゃかじゃか乗り込んでるので、わらしもそれに続いて難なく出発。

料金がわずかに2.4ドル(190円)で隣国までなんでこんなに安いのか謎(^^;。
バスはまずシンガポール中心部から郊外へ向かって国境までけっこう30分近く走ったし。
中心部は超商業都市シンガポールも、郊外は高島平か光が丘かという団地群に、ところどころまだジャングルっぽく、そんでもって工場なんかもあって、また違った風景じゃのぅ。
立派な出国審査場でバスを下ろされ、出国手続き…の列がけっこう長くて10分ほどかかったかの。
入る時ごく簡単で何もなかったシンガポール、今度は指紋取られた。
出るほうで厳しいって珍しいなぁ。
で、出国した状態でまたバス(さっきの料金に含まれる)に乗って土手みたいな一本道を走ってマレーシア側に渡るんだけど、この一本道を歩いて渡ってもいいらしいのであえてバスをパスして歩いてみた!
一応歩きはこちらみたいな看板は出てたけど、そんな人他に誰もいない通路がめちゃ怖い…どこにもいけなくなったらどーしよーかとか(^^;。
周り何もない炎天下一本道をテクテク歩くのはたしかにこりゃ無駄だわなーという感じだったけど、マレーシアとの国境らしいところを徒歩で踏み越えたのがやっぱり楽しい(^^;。
アメリカ−メキシコ以来の徒歩国境踏み越え。


ポテポテと歩いてると案外あっさりと15分くらいでマレーシア側の入国審査場に到着して、バスで来た人達に合流。
シンガポール側がめちゃ立派な審査場だったのに、こっちはそれに比べるとボロい感じ…早くも国の経済レベル差を実感(^^;。
そして、少ないカウンターにギュウギュウに大行列…うわぁ;_;。
結局30分以上も並ぶハメになった…しかも半分外で暑いし人多いし…ここまで歩いた分より何倍もしんどかった(^^;。
ともあれ、特に何もきかれずパスポートチェックしてポンとハンコ、無事マレーシアに入国〜(^^)。


もう着いてすぐわかるジョホールバル、こりゃしっかり別の国!
タクシーの呼び込みは激しいわ、物乞いがいっぱいいるわ、街や地面は汚いところだらけ、道路はボコボコ、「私同じバス乗ってきたどこいくのなにするの案内するよ(英語)」って怪しげなこと話しかけてくる人いるわ…こりゃたしかに頑張り中の国だわ〜。


わらしはまだ遅れた国の人の勢いをサラリと流せる気持ちの余裕がなく、いろいろ焦ったけど、いろいろ振り切って駅前の繁華街のようなところでシンガポールドルをマレーシアリンギに替えたりしたころにやっと少し落ち着いた(^^;。
ショッピングセンター風のビルもあったけどそれは後回しにして、繁華街を少しうろうろ…活気があるねぇ(^^)。
予想よりはイスラム風ではなく、女の人のスカーフ率は高いようだけど食べ物とかお店とか別にあんまり気にしてない気がする(^^;。
DVD VCD屋がやたら多くて、大量に売られてる歌って踊る系っぽいのに男どもが群がってる光景が目につくかの。
屋台もあるけど、レストランも結構多い…というか、マレー語では RESTORAN って書くらしい綴りがどーにも面白い(^^;。
他にも、バスは BAS 、タクシーは TEKSI 、ジュースは JUS だということが勝手に分かったぞ(^^;。

そしてこっちでもミロが人気らしい(^^;。
どんだけミロ好きなんだシンガポールマレーシア(^^;。
でも外来語とあとはSLAMATなんとかで挨拶っぽいの以外のマレー語は全くわからず、英語も公用語ということらしいけどかなり少なく、ちんぷんかんぷんな掲示が楽しいなー(^^;。
このへんは中華系住民が多いのか、マレー語の次は英語ではなくむしろ中国語が目についたかの。
猥雑でシンガポールとは全然違う街にへーとかほーとか思いながら、歩いてるうちに疲れたので、道端の屋台でココナツジュースを飲んだり(^^)。
2リンギ(70円)。

物価も安く、1リンギは1シンガポールドルの半分以下のレートなのに、物の値段に表示されてる数字は同じくらい(=半額以下)に感じる。


さて、どこか見てこようかの〜と、ガイドブックを見て宮殿のある庭園を目指す…テクテク…しまった遠かった(^^;。
けっこう坂道があったりするし疲れるなこりゃ…繁華街以外のところは炎天下に歩いてる人少なくて、ちょっと離れるとすごく寂しかったし。
マレー語とアラビア語(!)だけの看板とかあるな…アラビア語って誰向け(^^;?

で、この庭園に到着したものの、中がまた広い広い…森みたいなところに突入して迷ってしまった…なんか綺麗に整備されて居心地はいい公園状態なんだけど、すんごく広くて、たまに家族連れがピクニックしてるくらいで、全然周りにだーれもいない瞬間も…太陽ギラギラで暑くて死にそうだというのに…ここどこー(^^;?
するとなんか突然、日本庭園みたいなの造ってあるところに出て驚いた(^^;。

ガイドブックによると皇太子がマレーシアを訪問した記念に出来たらしい〜。
別にたいしたものでもないので1分眺めて、ここからは帰る方向もわかったし暑く苦しい散歩を終えて街に戻ることにする(^^;。


帰りがけに大きなスーパーに入ってみたらショッピングモールになってて、ここは中が綺麗で涼しくてびっくり!

なーんだ、近代的なところも普通にあった(^^;。
もう歩きすぎて疲れ果ててたので、ここで安心できそうな店で昼を食べる。
上品なお皿に載って出てきたけど、一応マレーシアに来たということでミーゴレンを(^^;。
辛くておいし。
このビルでゲーセンも発見!…ここはシンガポールと違ってさすがに古いゲームばかり…DAYTONA USAとかTHE HOUSE OF THE DEAD 1とかNEOGEO格闘ゲームとか。
トークンが0.5リンギ(17円)で、それで1回遊べる模様と値段も安め。


体力復活したので駅前の大きなショッピングモールにも行ってみたら、こっちはさらに綺麗でシンガポール並だった(^^;。
マクドナルド、スターバックス(スタバは値段が世界中同じ…現地的には10倍高い!)、けっこう充実した玩具屋があったり、キティちゃんショップがあったり、本屋もあるのー(^^)。


シンガポールは人口が少なくて言語の問題がないから本は輸入中心でシンガポール産のものってのは目につかなかったけど、マレーシアは大きい国なんでマレー語の本や雑誌がすんごく充実してるのになるほどと思ったり。
DVD VCDショップが盛況なのと併せて、国が大きいのはメディア文化を発展させるのには必要な条件なんだなーと思ったり。
日本も日本語文化は他国にない上に人口はそこそこ多いんで、新しい物を作るクリエイティブな国でいられるのかもしらん。
ということで、マレーシアでマンガ売ってる店も発見〜(^^;。
ありましたよ、「茶焚情縁-ToLOVEる」(笑)。

マレー語でなく中国語ですな…表紙は1巻なのに3巻と書いてあったりいろいろ謎。
マレー語のはメジャーなのしかなかったのでとりあえずNARUTOをゲット。


また疲れたので帰る前にちと休憩と思って、近くのテラスなお店でキウィジュースを注文したり…で、暑くてヘバってるところに何やらIce blendedって書いてあったのが魅力的に見えたのでそれを。

スムージーみたいになるのかと思ったら、なんだかこんもりと…おぉ、ちべた〜い〜おいし〜…しまった、ここシンガポールじゃなくてマレーシアだった、氷とか食べて大丈夫だったかな(^^;。
ふぃ〜一息ついたしそろそろ帰るかの〜。


横断歩道とかなくても向こうへ渡らないといけない恐怖のフロッガー横断をしてバスターミナルへ行くと、いきなり出国審査場。
来たときと同じ感じだったけど、今度は空いててすぐに通過。
夕方なんで帰りも大混雑かと思ってたけどよかったー(^^;。
審査官相当ヒマそうで、勤務中なのにPSPで遊んでる人がいた(汗)。
シンガポールでもPSPで遊んでる人多かったし、普及してるなぁ。
マレーシアを出国してからバスを選ぶことになるんだけど、来た時と同じ都心まで連れてってくれる快速バスの値段を見ると、2.5リンギ(85円)!?
安すぎない!?…たしかにそれだけで乗れた…来るときも安いと思ったのに、さらにその半分以下。
ここでもシンガポールドルとリンギでほぼ同じ数字現象が発生していたとは。
なるほど、(普通の)食べ物と交通費って如実に経済力を現すんだなーと思ったり。
シンガポールとマレーシアの経済格差は予想以上で、リンギたくさん余った(^^;。
日本とシンガポールの経済格差も、地下鉄の値段や屋台の食べ物の値段が半分弱くらいっていうあたりのが全体の差をあらわしてるような気がする。
電化製品とか中国製の服とかは世界中で似た値段になりがちだし。
帰りは歩かずにバスだから楽ちんだわー(笑)…シンガポール側の入国審査も今度は列が短くて、ササッと入国完了…また乗りなおしたバスでウトウトとしている間に都心に帰ってきた。
ふい〜…ちょっとした冒険になったー(^^;。
なんというか、ちょっとジョホールバルの街&マレーシアがどんな感じかを見物だけして、また安全なシンガポールに帰れる日帰りってのはなかなか贅沢な遊びだったカモ。


夕食を食べに行くのを兼ねて、シンガポールで一番だというにぎやかなオーチャード通りの高島屋を観に行ってみたり。
たかがデパートがもはやオーチャード通りのシンボルってなんじゃろと思ってたけど、ババーンと義安城って書いてあるし、確かに城のような威容がドーンとこりゃすごい(^^;。

名古屋駅や札幌駅前を強化したような感じじゃのぅ。
その中に入ってる幾多のブランドショップとかには一切用はないんだけど、紀伊国屋をチェック…ここのは大きくてなかなか充実した本屋(^^)。
日系なのに店の作りはアメリカの本屋みたいだった。
そういや近くにBORDERSとかHMVもあったし、何もかも外資系なシンガポールじゃのぅ。
マンガコーナーもやたら充実してて、「MANGA」「中文漫画」「COMICS」「コミック」のコーナーに分かれてたり。
MANGAが英語版日本マンガ、中文漫画が中国語版日本マンガ、COMICSが英語版アメコミ、コミックが日本語版日本マンガという使い分けがすごい(^^;。
高島屋は見るだけで、夕食は隣の伊勢丹の中のフードコートで食べた(笑)。
海南鶏飯というのは、ミミカ(タイ)でいうところのカオマンカイと同じものっぽい。

デザートにもう1回蓮霧を食べたくて探したらフルーツショップにあった〜(^^)。

で、メニューには名前が書いてなくて注文する場所が離れてたので、シンガポールではこの果物なんて呼んでるのかと隣の人に聞いてみたら、「名前は知らないな〜甘くなくておいしくないよ」というお答え!
現地でもマイナーだったのか(^^;。
結局店員さんが教えてくれたのは、JAMBU(ジャンブー)だって…それも意外な名前…英語でも中国語でもないっぽい響きじゃのぅ。
あともう1つきいてみた昨日食べたわからんオレンジ色の切り身は、なんのことはないパパイヤだった。
そうか、全然味をわかってなかったということじゃなー(^^;。
ふい〜これで今回のシンガポール旅行もおしまい、明日は早いので帰ってダウン…今日も歩きすぎた(^^;。
この脚を越えて腰までくる疲れ方はコミケ並みだな…2日で5万歩くらい歩いたような気がする(^^;。