同人誌「買う時」についてあれこれ

ちょっと前だけど同人誌「買う時」の話題がとても興味深かったんで自分の場合を書いてみよかの〜。
わらしもここ数年アイマスにハマって以来エスカレートして相当使うようになったけど、むしろ年々無駄遣いせずにうまく買えるようになってきた気がする。

同人誌を「買う時」の金額計算ってする?

してるよ〜。
だいたいどの本もいくらで買ったか覚えてるし、使った金額も毎回集計してたり。
欲しさと比較して値段が高すぎる本は買わないし、ちょっとだけ欲しいくらいの本でも安かったら買ったり。
それが幸せ度が最大になると信じてるので。
女性系ジャンルって男性系に比べてほんと本が高いのなんでなのか…ジャンプ系とアイマスでは同じ本が1.5倍から2倍はする感じ。
あと、関係ないけどA4の本は絶対買わなかったり…保管に困り果てるので。

「後悔はしてないですか?」と言うのは極めて面白い質問だなあと思いました。だって「結構使いましたか?」なら「はい」ですし、「満足しましたか?」なら「はい」です。しかし「後悔してないですか?」だと「はい」と言い切れないですし、「いいえ」とも言い切れない。なんと絶妙な。

いくらオタクとはいえ、金額を問われるとやはり眼が泳ぎます。その金額で別のものを買ったら、とか考え始めたらキリがありません。

わらしの場合後悔はないと簡単に言い切れてしまうなー(^^;。
使った絶対金額はけっこう行くけど、その数万円で買えるそれ以上に買いたいほかのものがないんだよねぇ。
ハイテク機械類があんまり好きでないというのが大きいかも。
数万円も出して面倒な設定したり活用しなきゃと振り回されるのが嫌…。
きっとアニメライフが改善するブルーレイレコーダーはひさびさに欲しいものなんだけど、どーにもセッティングが面倒で買えない(^^;。
数十万円だったら海外旅行とかパソコンに使いたいけど、年に数回数万円という趣味に割ける単位の金額でこれだけ楽しいことが他にないという絶妙な趣味になってしまった感じ。
食べ物や服への投資は数千円より上のレベルは敷居が高すぎて無理(^^;。
本来はゲームやマンガに使いたいんだけど、ゲームもマンガも数万円も使うと消化する時間がなくて積まれていく一方…それこそ無駄遣い。
その点、同人誌は値段の割に薄くてその分内容が濃いのがちょうどいいというか(^^;。
アーケードゲームにハマるのも高くて密度高いというところからリーズナブルに感じるかの。

加えて、「手に入りずらい」+「買ったら一歩何かを越える」、というハードルの高さのコンボ。確かに知らないで一生をすごす人の方が多そうな世界ではあります。

この醍醐味は同感なので、ショップや通販で買えるようになってしまったのはやっぱり寂しい今日この頃。
東京ではこんな活動してる人たちがいて場があって祭りが開かれていて、そこに行かなきゃいけないという特別な感じがよいのに。
同人誌じゃなくて同ソだったけど、高校生の時の行動力ではいま海外に行くよりも敷居が高い感じで、大阪と東京は即売会のために緊張しながら出かける晴れの場だったなーとか。
今でも東京という街が好きで好きで仕方がないし、ビッグサイト秋葉原(と3番目に会社)への交通の便のよさを最重要視して引っ越したくらいだし(^^;。

●なんで会場で買うの?●
(中略)
2、作家を応援したい。

うむうむ(^^)。
以前は個別にメールを出したりしてたんだけど、はじめましてに自己紹介から書きだすのも大変で、それでひとことだけ感想ってのはそっけなさすぎるメールになるし、返事を書かなきゃと思われるのも負担だしな〜というのがツボ同人誌レビューをはじめたきっかけだったり。
ここでレビューするクラスに好きな作家さんには会場でもできるだけいつも楽しく読んでますって言ったり1つ前の本のどこが好きだったかを言うようにしてるですじゃ(^^)。
同人は特に読者の反応がほしいはずだし、お互いに同じ作品に対する共感があってある種の共犯関係みたいなところが楽しいというか。
なので、オリジナル作品や原作を知らない同人誌にはあんまり興味がなかったり。

3、青田買い。

会場にはハンターの目をした購入者がいます。大手サークルに並ばず、しかしステキな作品を見抜く眼光の鋭さを持った人たちです。そう、彼らはよく訓練されたソルジャーなのだ。

わらしは3分以上は決して並ばない…そんな時間があったら他に何サークル回れるか〜!
でも島中でこの本はエロいわ〜と思った作家さんはたいてい半年後くらいにメガストア系雑誌に載って、さらにその半年後のコミケでは買うの大変になるの勘弁ー(^^;。

4、ここでしか手に入らないから。

十部くらいしか出ないであろうコピー誌にすんごい面白いのがあったりするのです実際。
あと絵の上手下手関係なくきちんと見て回る気になるのがジャンル買いのメリット。
自分の好きなマイナーアニメと別の好きなマイナーアニメのコラボレーション本を発見したときとか震える瞬間(^^;。


あと、ここに取り上げられてないのは、コレクションの楽しみかのぅ。
離散しているものを集めるというのはオタクの永遠の習性。
作家で買ってる人は興味ないジャンルの本が出てても買うしかないだろうし、わらしもマイナージャンルだと無条件に全買いすることが(^^;。

それにしてもつくづく、世の中にこれだけオタクで漫画描ける人がいるってのがすごすぎるよ日本…。