SLeeVe
あさぽん（下田麻美）とくまちゃん（佐久間紅美）おめあてで、劇団DMFのSLeeVe-RefRain〜スリーブ・リフレイン〜というお芝居を観にいった〜…ら、ちょっとこれすごいんでないの〜と、やたらめったら完成度高くて面白くて驚いた。
思いっきりハイテンポで映像的でキャラクター重視でビジュアル的で格好よくて、怒涛の勢いで流れきる長い長い２時間超を飽きさせず、そこに４時間分くらい詰まってる濃い舞台だった。
短時間の回想を遠慮なく入れたり、スローモーションやってみたり、アイテムの受け渡しでこまめに効果が入ったり、高いところから跳びまくったり、演出がマンガやアニメを髣髴させてて…生の魅力＋演劇というフォーマットの表現力を広げていて、アニメやゲームやドラマももっと頑張らんといかんのじゃないかという気に(^^;。
キャラクターもジャンプマンガちっくに個性派揃い。
あさぽんの役はなんか舞台観にいくたびになぜかアイドルポジションなのでよろしー(^^;。
くまちゃんはなんだかええ娘さんで、よく出てきて重要そうなポジションなのに、結局話にはあまり絡まず終わってしまった(^^;。
あさぽんの劇中歌CDが売り切れてたのは残念だけど、とりあえず差し入れなど渡して、あとはくろさんとスープカレー食べて帰宅〜…昨日に続き楽しくて濃い週末になったかの。
Yes! プリキュア5 GoGo!
疲れてうとうとしてたり、眠っちゃってるりんちゃんかわぅぃのー(^^;。
中学生なのに徹夜とかはいかんと思うよ〜。
新必殺技サッカーとはびっくり…せっかく派手に蹴ってるので、もーちょっとアングルをよい感じに工夫していただきたかった(笑)。
せっかくのりんちゃん話なのに、ドーナツ国王のキャラが立ち過ぎてて、りんちゃんあんまり目だててないような、みんなに愛されてる感が少ないのが寂しいよー(^^;。
THE IDOLM@STER Live For You! のディレイについて
音声と映像の遅延
L4Uの音符って曲からずれてて遊びにくいね〜と話してたんだけど、こーわ先生が検証してて、理系っぽさにちょと感動(^^;。ここでの仮説は液晶TVのディレイ（Xbox360が発音してからTVで音が鳴るまでの時間）のせいじゃないかというもので、ディレイ自体はあるAQUOSのTVで34ミリ秒だったとか。
この数値はTVによって変わるはずなんで、ずれてるだろーなーとは思ってたけど具体的に実測されたのがめちゃ興味深い。34ミリ秒ってのはゲームにとっては長いけど、説得力のある数字。
HDTVの映像は16.7ミリ秒（1/60秒）ごとに書き換える必要があるのだけど、それでこれ以上短い時間はこの時間を単位に整列されることになる。遅延もきっちり同期してて、ちょうどこの時間２回分というのが面白い。映像を表示するまでにはけっこう処理することあるし、でも処理中の情報は全て保持しておく必要があるんであんまりゆっくりしてると次々溜まって大変なことになるんで、この時間２回分ってのはバランスがいいリアルな数字。こーわ先生の実験で測定されてるのは音声だけど、音声を映像に合わせてずらしているというのは正しいはず。
他のメーカーのTVだったらどうかも興味あるけど誰か調査してないかなぁ…AQUOSは液晶TVの開発経験豊富なシャープなんで優秀だという考え方と、HDTVの信号をデジタル処理するのなんてもうどこも同じやり方に最適化されてしまってたり同じチップ（＝安い）を使ってるのでほとんど変わらないという場合のどちらの可能性もあるなぁ。機種や時代にもよると思うけど。
ちなみに、わらしはヘッドフォンをつないだら遊びやすくなったのだけど、TVの出力からヘッドフォンにつないだので、そこの遅延がなくなったのが原因ではなかったりする(^^;。
大音量で遊べるようになったのが実感としては一番かな〜。
他の遅延
ボタンを押してから音が鳴るまでに他にも遅延を生じる原因がいろいろある。
たとえばわらしの場合、ヘッドフォンは赤外線通信によるワイヤレスを使ってるので、この音声信号を変換して飛ばして受け取って戻すのに時間がかかるはず。
コントローラーと本体も無線で通信しているので、何ボタンが押されたという情報をとりまとめてから、本体に送っているペースは数ミリ秒に１回くらい。有線接続した場合は少しだけ改善する可能性もあるけど、少しは遅延する。
で、本体が受け取ったコントローラーの情報は、受け取ってからゲームの処理に使われるまでの時間でまた遅延する。ゲームの処理はおなじみ1/60秒（16.7ミリ秒）や1/30秒単位で行われているのが今でも支配的。アイマスは1/60だろねぇ。
ゲームの処理で鳴らすべき音が決まって設定してから、実際に音が鳴り始めるまでの時間でも遅延する。ここはソフトもハードも気を使って頑張ってるはずだけど。
実際に音が発音されはじめても、音色によって立ち上がりの遅い波形があるかもしれない。頭のところをカットしちゃうとノイズになるけど、聞こえたと感じるのが遅めというような音。L4Uのタイコの音はそんな感じかそれ以外かなんだか他の楽器以上にずれて聞こえる。
基本的に、デジタル処理は一定時間の信号を溜めて処理しては出力するのでレイテンシ（遅延）が必ずある。いろいろな処理を通れば通るほどどんどんレイテンシは積算されていって復帰できない。インターネット接続がその代表で、自分のPCと相手サーバーがそれぞれどんなに高速でも間に無数の仕組みを通るので反応速度はさほど速くならない。まだまだ現代のインターネットではサーバーの処理時間そのもののほうがが遅くてレイテンシが大きな問題になることは少ないけど、Xbox360のバーチャ５の通信対戦とかはネットの限界に近いレベルで本当に頑張ってる。
遅延に感じるもの
機械のせいばかりではなくて、遅れに感じる要因は他にもいろいろある。
プレイしてるのは人間なので、ボタンを押そうと思ってから実際に筋肉が動くまでの時間に遅延があって、けっこう何ミリ秒とかかかるはず。
指の筋肉が動いてボタンを押し始めても、ボタンが一番下がり切るまで反応しないので、そこにも時間がある。
ボタンが下がりきっても、チャタリング（信号のオンオフ境界の不安定さ）を除く時間もけっこうかかる可能性がある。元気よく押すと弱く押すより短い時間で済むかもしれない。
無事TVスピーカーが発音しても、音の伝わる速度が340m/sと遅いので、スピーカーから音が出てから耳に届くまでの時間に何ミリ秒もかかることがある。ここはヘッドホンで改善するかも。
どこもかしこも遅延だらけなので、液晶TVによる遅延の増加がゲームプレイに決定的かどうかは結局よく分からない。人によってはそこがちょうど遅延に感じる境界線になったという可能性はある。
遅延の補正
こんな感じでボタンを押してから音が聞こえるまでに遅延があるのはあたりまえなので、ゲームプログラムで判定を補正している可能性がある。
コントローラとの通信やゲーム処理は常に一定の時間なので、プログラムでその分補正をして、音の演奏と入力の判定をずらしてあげることができる。perfect!とか表示されるまでの時間が遅れるだけなのでここを調整してもプレイヤーは気づかない。
アーケードゲームと違って、プレイヤーによって環境が違うのが音ゲーにとっては損なところだけど、現在のXbox360プレイヤーは液晶TVが多数派なのでその平均的な遅延、人間の反応速度やボタン押下の平均的な遅延を補正してもいい。
結局のところ、どれくらいの遅延を仮定してゲームを作るかという問題になってしまった。
このあたりの補正を考慮していないか、考慮不足なのか、結局単に遊びにくければ判定条件の調整不足だという結論になってしまう。非常に低予算短期間開発なゲームなので苦労は偲ばれるけど、遊びにくければ基本的にはゲームの責任。結局のところプレイヤーの環境によって不確定な部分が多いので、気の利いた音ゲーならズレの補正をオプション設定できるようにするべき。
スコアに差がない判定範囲ももっと広く取るべき。プレイヤーによってみんな違う条件で遊んでいるのに、Perfectのタイミング範囲がシビアすぎ、かつ、Goodとのスコア差があれだけあるのが問題…と、Perfect率低くてハイスコアが全然伸びない自分をなぐさめる(^^;。まぁ、遅延とか無関係に明らかにずれてるNormalも連発しまくりのリズム感なわけだけど。
正しいリズム感
と、ここまで、ボタンを押してから音が鳴るまでの時間のことばかりを考えてきたけど、曲のリズムに合わせてボタンを押すゲームという考え方自体が間違っていて、曲のリズムに合った演奏が行われるように早めにボタンを押すゲームである可能性がある。これなら遅延考慮して入力すること自体がゲームに求められているところで、うまくいかなければそれはプレイヤーの責任になる。
そして、そのほうが本物の楽器演奏に近い。上で挙げた遅延の理由の中には本物の楽器演奏でも発生するものがいろいろある。曲に合わせて体を動かすと、自分の楽器は聴いている曲に対してずれるというのが問題の本質なんではないかと。他の音ゲーでも、曲に合わせてノリノリで演奏するといい感じでプレイできたつもりなのにスコアは低いという経験をした人は多いのではないかしら。
楽器に要求されるリズム感というのは、曲のリズムに合わせて体を動かすことではなく、指揮者に合わせて一致して演奏できることなんではないかと。ドラマーは、自分だけは演奏にまどわされず自分の中のリズム感（もしくはメトロノーム）だけを信じて正確なリズムを刻み続ける必要がある孤独な存在なのではないかと。
L4Uもそんなゲーム…チャカポコ鳴るけど。
