ホーチミン旅行(二日目)

街並


ホテルの朝食はベトナム料理と西洋料理のビュッフェなのでまずチャレンジしやすくてうれしい。
生春巻きをしっかり食べたり、ベトナムは肉料理もよくて、朝から煮込んだモノとか(笑)。イモもうまかった。
フルーツも名前のわかるのわからないのいろいろちょっとずつ食べてみたけど、あんまり甘くないなー(^^;。
甘くないマンゴーやチェリーより、元々甘さを追ってないナシ風のやグァバがおいしく感じた。
ホテルを一歩出ると、バイク天国…バイク天国だと思ってた台北より遥かに上…しかもほんとにほとんど信号がない!
なのにどーやって対応してるのか上手にうまく流れが切り替わったりしつつ縦にも横にも車流れてるよ…横断歩道はたまにあるけど別に歩行者がいても止まってくれたりは決してないので、バイクの流れの間隙を縫って歩行者が道を渡るのは常に自己責任なフロッガー状態。
でも逆に考えると、きちんと周りを見て運転してる人ばかりなので、ボーッとさえしてなければ案外轢かれることはなさそうだという感触もあり。
バイクや車の運転者自身も、周りを全部きちんと把握してないと一瞬で事故ること間違いなしだから(^^;。
運転は荒いけど速度はみんな控えめ。
日本の、歩行者を見てない速度出してる車のほうがよっぽど怖いことがある。


まず、ツアーのオマケのベトナム語講座を受けに行く。
ステマチックなものでなくテキトーに数字やフレーズを練習させられるだけだけど、少しだけ本で勉強したものを生のベトナム人にひとつずつチェックしてもらえるのはありがたや。
生でまともに聴けるのも初めてだし。
わらしは声調や有気音無気音の概念を知ってるから意識して発音練習してるつもりだけど、その場では一切説明なかったから、横で全然できてない全部日本語読みしてる人のは極めて通じないような気がする(^^;。
まぁ、これはエンタテインメントの一環で、挨拶くらいしか実用にはならないからどうでもいいんだけど(^^;。
その後、オマケのフォーを食べて満足。
わらしは香草もトウガラシも大丈夫〜…この2つが今後何かとポイントになるに違いない(^^;。
一番の名物とは言え、今となっては日本やアメリカで普通に食べられるものと変わらんのー(^^;。


さて、街を歩くというのが最大の旅の目的なので、早速散歩に出発。
うはぁ〜バイクタクシーの勧誘がしつこいってこーいうことなのか;_;。
日本語で、単に乗らないかと声を掛けて来るだけではなく、断っても断っても全然立ち去ってくれないんだとは!
バイクに乗ったまま歩道だろうとおかまいなしにずーっと着いてくる。
公園の中を歩いてもその周りをずっとついてきて出口で待ち構える。
おにーさんどこから来たの?くらいは当たり前で、あれこれ話題を変えてずーっと話し掛けまくり。
日本語がカタコトでなくて、普通に会話可能なのは相当すごい。
その能力があってバイクタクシーやらないといけないのは辛いじゃろけど…。
どこ行くの?歩くのは疲れるよ〜わたしがいいところ連れて行ってあげる。
ほら、日本人の友達一杯いるよ〜いい思い出になる!とかいってたしかに日本人の書いた感想がいっぱい載ってるノートを見せてきたり…。
わらしは街歩きが好きで、歩きに来てるからいいの!って言うと、歩くのは暑いし、面白いこと何もないよ。ホーチミンの中心部はつまらないよ。歩いて行けるところに面白いものなんて何もないから!〜…って、自分は楽しいと思って歩いてるんだからそれを否定しないでくれ(^^;。
10分ほど粘られたけどなんとか去っていった…ら、すぐに次のバイクタクシー売りこみ出現(笑)。
ってな具合で、まるでドラクエでモンスターに遭遇するがごとく、一つ去っても次から次へと現れるのね…。
一撃で倒せる(断ったらついてこない)モンスターもいれば、魔法が使えない(日本語が出来なくて勧誘が英語)のもいて簡単にやり過ごせることもあるけど、また最初のおっちゃん並の強敵が現れたときは建物に入って逃げたり(^^;。
中央郵便局に入ったときに、中に疲れた顔をした欧米人がいっぱい座ってた光景は何か関係があるのか(笑)。
街歩きというより、とにかくバイクタクシーを断るのに忙しくて街を見ているヒマがない(^^;。
ここ面白い…とか思って立ち止まって風景を眺めてる横でごちゃごちゃとうるさいよ;_;。
最初から完全無視しても何分も話し掛けつづけてくる猛者もいたり。
日本語がわからないふりして中国語で返事してみたら、あなた日本人なのに面白い人ね〜とバレバレだったり(笑)…相手のレベルが高すぎる(^^;。
空港で入国審査待ちの列では、どこかの華人に思いっきり中国語でここどう書くの?みたいに話し掛けられて我是日本人って返事したらウケたんじゃがなー(^^;。
街並はアジアとヨーロッパが混ざってほんとに雰囲気がいいのに、とにかく(特に男一人の)街歩きには向かない街だってことがよくわかった(^^;。
じゃぁちなみに、ほんとにバイクタクシーに乗って移動するべきなのかといえば、どの人も必ず1時間2ドルか3ドルって言ってくるところ、ほんとにその通りの良心的な人も多いそうだけどそれに当たるかどうかは運で、悪いのに当たると20ドル取られたり、ヒドいと帰れないところに連れてかれて脅されるそうで…。
あと、あの無法地帯の道路を二人乗りなんて事故の危険を考えると怖すぎ;_;。
タクシーでの移動も、きちんとした会社を調べて呼ぶ以外に白タクを区別する方法はないそうで、流しを拾うときは運が悪いと値段が10倍になるリスクを常に負うとか…ギャンブルな世界じゃなー(^^;。
だいたい、歩いてるのは移動が目的なのではなくて、自分のペースでフラフラして、立ち止まっていろいろ見たりいきなり引き返したりと、好き勝手に歩くということ自体がでけんのは意味がないのよー;_;。
少女の物売りにも遭遇…無視したら、叩かれた…子供とはいえそれは反則じゃろ;_;。
ちなみに歩いていて暑いことは暑いんだけど、別に東京や台北と変わらんし、風があるのが快適で、コミケ会場に比べれば遥かに楽でなんの問題もなし(^^;。


街の中心部を突っ切って、やはり十分歩いて回れる小ささなんだな〜とだいたいの大きさを把握したところで、一番メジャーな観光スポットのベンタイン市場っていうところに行く。
うは〜思ったよりゴミゴミした市場じゃのぅ〜匂いが思いっきり南国。
カバンや服、食料や屋台…これがまた見物してるだけでも買え買え攻撃が実に大変(^^;。
おばちゃんがいきなり手を引くのにはまいった。
客を触るのは禁じ手だと思うんじゃが;_;。
欧米人だと怒らないか?
ここは市価よりずっと高い値段がついてるそーで、値段交渉しないといけないベトナムでも特に頑張らないといけないとか(^^;。
もう全然欲しいものないから圧倒だけされて去る。


近くの有名アイス屋で休憩…タロイモのアイスがうまい(^^)。
客は欧米人と日本人の女の人がほとんどね。
次は、市場で疲れた人にオススメとガイドブックに書いてあるスーパーとデパートに行く…本当に楽だ(笑)。
値段の表示があるよ〜いくら見てても何も言われないよー(^^;。
スーパーはいろんな物価や文化がひとまとめで把握できるからどこの国に行っても一番好きな観光スポット。
タイ、日本、韓国、香港、台湾のものが溢れてて、いかにもベトナムなものこそ難しいなぁ。
アジア全体から流入してる感じ。
当然高級品以外のあらゆる物価は安いんだけど、不思議なのはコーラや電池のような国際的にある程度価格が決まってきそうなモノまでけっこう安かったこと。
カップラーメンも20円とかそんな感じで。
重要物資なので大量に売られてる水が、炭酸なしが主流なのはちと残念。
こーいう立派なところやホテル、レストランで思うのは店側の人が多いということ…ドア開けるだけの人とか…で、社会主義国風に警備員がやたらいるけど、きっちりしてるかと思うとだらけてしゃべってたりするし(^^;。
本屋も入ってみたけど、こじんまりとしてて文房具屋度のほうが高かったのでよくわからじ。
地元の歌手のCDを買う。


夕食はちゃんとしたレストランでベトナム料理を押さえる。
よくわからんので地元のビールと7品のセットメニューを注文して、おつまみ、スープ、サラダ、野菜炒め、肉、シチュー、フルーツ、お茶で満腹満足(^^)。
エビ、肉、野菜、フルーツなんでもありじゃわ〜。
何を食べても違和感なく普通においしい…のは、さらにご飯とお箸で食べられるというのも大きいなー(^^;。
これで1000円(150000ドン)いかないのはさすが。
じゃぁ、値段のこと気にせず注文できるのかというとそんなことはなく、いろんなところで物価の上下の差が非常に激しく、ベトナムドンってなんでもやたら0の桁が多いので、いちいちよく確認する必要がある(笑)。
ひと桁勘違いする可能性が常にあると(^^;。
あと面白いのが、最小金額コインが200ドンで、その上が500ドン…つまり100ドンというコインが存在しない。
すると、スーパーでお釣りが600ドンのはずなのに500ドンのコインしかくれなかった!
200ドン3枚なんて面倒なことはしないのね…っていうより以前に、お釣りが100ドンだったら返しようがないんだなーってことで、100ドンは切り捨てられる模様(^^;。
はふ…なんだか街並みを見たような、バイクタクシーのおっちゃんにつきまとわれてよく見られなかったような謎な1日終了で夜は早く寝た。